＊無意識の手作業＊

カンタンそうに見えるからと言って
カンタンなわけじゃない


むしろ
そういうコトほど
むつかしい




・・・ということに
いっちばん気づいてないのは
そのカンタンそうにする本人！
なんですねー


あーびっくり！





それに気づいてないから
自分のしてることなんて
大したことじゃないように思える


しかも
傍からは
カンタンなことをしてるようにしか見えない





なんでもないように見える作業には
本当にカンタンなことと
コツやワザの要ること
どちらの場合もあるけど
パッと見では
判断つきません


自分でしてみたら
はっきりわかります





専門職は
どんな分野でも
そうなんでしょうね

＊夢か幻か＊

娘の通う学校の作品展が
行われていた
先週後半の４日間

わざわざ時間を作って
足を運んでくださった方々
本当にありがとうございました。



爽やかな秋晴れの中
特別な時間を味わうことができました。


一方的にお知らせしただけで
約束をしたわけでもなく
遠くに住んでいる大切な人に
今年こそは会えることを願いつつ
ほぼ連日（約２日半）
会場に張り付いていた娘とわたし





来てくれるかな

どうやろね

来てほしいね

うん

来てくれるよね

ね












念願かなって
神が舞い降りました！！！




ぼんやり見ていた前方に
ぼわ～んと浮かび上がった姿に

一瞬固まったわたし





会いたい人には会える

・・・と、常々信じていますが
さすがに驚いて
みんなで跳びはねて喜び合う
大感激の再会となりました。



奇跡的なタイミングが重なって
娘の歴代の恩師が
一堂に会すという
素晴らしい場面に
コーフンしまくり！



夢なんじゃないかと
ホッペを叩きまくる娘と
微笑ましく見つめてくれる先生
かつての恩師と
今現在の恩師が
和やかに言葉を交わし
わたしはシャッター切る手が
コーフンでブレブレ






ここ数年のうちにお世話になった
この先生達のひとりでも欠けていたら
今、ココには居なかったなー
こうして素晴らしい出逢いが
連綿と繋がってきて
『今』があるんだなー

前記事で
そんな気もちをつぶやいた翌日
目に見えるカタチで
それを再確認することができました。
すごいっ！



会場を去っていく姿を
手を振って見送った直後から
「夢のようだったね」と
娘と何度も何度も
感動を反芻し続けていましたが
３日経った今は
もはや幻だったような気がしています。


生きているうちに出くわす出来事は
イイコトもワルイコトも
すべて幻のようなものなのですね。


そして流れていく。







本当に
ありがたい気もちが
ぎゅーっと詰まった４日間でした。


初日に飛んできてくれた友達
会場でお声がけくださった方々
あいにく
会場ではお目にかかれなかったけれど
メールでご感想を伝えてくださった方々
ひそかに観にきてくださった方々
作品展が始まってから知らせたのに
はるばる岐阜からひとりで
ひょい～っと軽やかに
駆けつけてくれた娘の友達
都合がつかないながらも
応援メッセージを下さった方々
すべての皆さまに
感謝のきもちでいっぱいです。

＊直感だけを頼りに流れ流れて＊

スカッと秋晴れ
サイコーにきもちのいい季節
ココロまで晴れ晴れとしますねー


モノを作るということに
真摯に取り組んでいる
高校生たちがいます。

それはそれはもう
素晴らしすぎて
ことばには表せないような
情熱です。



４年前に
初めてココを訪れた時の衝撃は
ものすごいものでした。
度肝を抜かれました。

めちゃめちゃコーフンして

ココだっ！！！

なんかしらんけど
ココに居る娘の姿を
カンタンに想像できたので
その直感だけを頼りに
なんの確証もないまま
流れ流れてきて

今、ココにいます。




ココに来た理由や
成り行きを聴いた人は皆
まず驚きます。

でも
当時のわたしたち母娘には
何の迷いもなかったし
勇気を振り絞った覚えもないのです。



昔っから
「あんたの言うことには
何の根拠もない」
と言われ続けてきましたけど
『なんとなく』以上の
確かなものはない！
と、つくづく思います。


もちろん
その背中を押してくれる存在と
応援という支えがあってこその今、
ですけど
なんとなくの先には
ありがた～い日々が待っててくれました。




感謝！

＊和やかな集い＊

昨日、ランチ会がありました。

洋裁教室の生徒さんたちが集う会は
今回で３回目。

いろいろ事情や都合もあるので
全生徒さんの半数くらいという
こじんまりした集まりです。


今回も下は２０代後半から
上は７０代の方までの
幅広い年齢層
そして
生徒さん同士お顔を合わせるのが
３度目の方もいれば
はじめましての方もいる
という面々。


自分が作った服を着てくる
というお約束なので
まだ一着しかない方は
迷わずそれを着て
自分用の服以外を作っている方は
それを持参してもらい
前回から今回までに
いっぱい作った方は
選りすぐりの一着を着て。
みなさんそれぞれに
本当に似合った着こなしでの参加。


「それはどういう生地？」
「ここんとこはどうなってるの？」
「わあ！ステキ～～～！」
順々に一斉に注目を浴びます。


ひとたび服の話になると
それはそれはもう大盛り上がり！


立ち上がって
服の説明をする人
いかに着心地がいいか
どういう工夫をしたかを
熱く語る人
褒められてはにかむ人

毎度のコトながら
なんだか
とっても微笑ましくて
いい光景です。
みなさん、目が輝いてます。



昨日、改めていいなーって感じたのは
そういう風に
自分の作品が注目を浴びたとき
ヘンに謙遜する人がいないってこと。

はにかみながらだったり
自信満々だったり
表現は様々でも
みなさん笑顔でうれしそうに
「そうでしょそうでしょ」
って顔に書いてあって。
イキイキされてるんです。


ウチに集まってくる人たちは
普段の暮らしの中では
集団が苦手だったり
ヒトと同じはイヤだったり
個人行動派なタイプが多く
節度ある言動の方ばかりなので
場の空気を乱すことなく
和気あいあいと会話できるんですね。


『洋裁』という共通項があるおかげで
初対面の方同士でも
年齢差がどれだけあっても
いきなり打ち解けられますし。


服づくりや洋裁の道具の話を中心に
それ以外の話題も次々飛び出し
あらゆる方向に話が広がって
美味しいベトナムフレンチをいただきながら
平和でにぎやかなひととき。
あっという間に３時間ほど経過してました。




帰り道が同じ方向の人たちで
お店の前でまず二手に別れ
一緒に歩いてた生徒さん達が
「じゃあ、わたしはここで」と
ひとり減りふたり減り・・・・
その方向で一番遠いわたしも
結局３ｋｍ程の道のりを
歩いて帰りました。


とっても気分がよかったので
なんてことなかったです。


ウチに着いたら
参加された方から
うれしいFAXやメールが届いていて
またまた感動。




こういう機会があるたび
なにかしら大きな気づきがあります。


生徒さんたちが
家出作業しようと思うと
こんなふうに不自由なのよー
という話を聞きながら
うんうん
わたしも実家で作業してた頃はそんなだったわーとか
そうそう
それが不便でこの道具に行き着いたんだったーとか
長年、作業場の使い勝手や動線を
試行錯誤と工夫を重ねて
今の形態に落ち着いたんだよねーとか
かつて自分が通ってきた道を
思いがけず思い返すことができて

ウチは狭いし
設備も整ってないし
なんて思っていたのは大間違いで
無駄の無いスペースと
必要充分な道具が揃う
快適な作業空間なのだということが
よーくわかりました。




そして、そこで
『できそうでできないシゴト』をして
『ありそうで無いモノ』を作り
『知っているようで知らないコト』を教える

服づくりを通して
それらを丸ごと伝えていくことが
わたしの役割（使命）なんだなって
感じました。






そういうことに気づけたのは
生徒さんたちのおかげ。

本当に恵まれているなぁって
感謝の気もちでいっぱいです。

ありがとうございます。

＊看板からのメッセージ？！＊

台風１５号、すごかったですね。

強風圏内に
ギリギリ入ってた感じのこの辺りでも
昨日はかなり強い風が吹いてました。



今朝、外に出てみれば
ウチもこんなことに・・・！！！

before↓

after↓

ぴゃーーー！
アトリエとカラーの看板が外れて
表の道路に落ちてました。



あ・・・
こ、これは・・・
なにかの暗示・・・？！



だってね
今現在は
ネットショップと教室がメインですもん。



まあ、くくりつけてある結束バンドが
もともと劣化してたんでしょうけど
・・・にしても
暗示っぽい出来事に
ビックリです。




最近お騒がせしている
レッスン料金の変更について
様々な反応をいただいてます。


快く受け容れてくださる方がほとんどで
励ましのメールをいただいたり
温かいお言葉を頂戴したり
ほんとにありがたいです。


まだ安すぎるとも言われていますが
また様子を見ながら
臨機応変に変動し続けると思います。



やっぱりね
こういうのってタイミングなんですよね。

そのトキが来れば
するっとブレイクスルーが起きる。




そして、このタイミングで
看板からのメッセージ！
（勝手な解釈ですけど）




なんかしらんけど
台風の爪あとに
妙に納得して
ここんとこのモヤモヤも
看板とともに吹き飛んだ
台風一過となりました。



清々しい気分です♪

＊根っこで繋がる感覚＊

生命力あふれる島で
たんたんと穏やかに
マイペースで暮らす人々と
あちこちで出逢って
言葉を交わしてきました。


以前訪れたときに出逢って
すでに知り合いの人たちや
はじめましての人たち
行った先々での会話に
出るわ出るわ共通項。
様々なご縁に感動の連続でした。



学生の頃
京都（ウチの近く）に住んでたよ、とか

仲良しの友達が
ウチの近所に住んでるとか

とあるお店で居合わせお客さんが
わたしの出身地（名古屋）の人だったりとか

夕ごはんを食べに行ったお店で
その日のお昼を食べたお店の人と
ばったり会ったり

あ、そうそう
そのお昼を食べたお店で使われていた
すごーく細い竹箸が気に入って
どこのものか訊いてみたら
京都は三条のお店から取り寄せてるって！


６月に娘の進路ガイダンスで
お話をした大学の先生が
知り合いの作家さんとお友達とわかって
ビックリしたことがあったんですが
今回も
その作家さんがいらっしゃるお店を訪ねたら
例のガイダンスの帰りに
その先生と作家さんが
空港で偶然会って
「○○さんを知ってる親子に会ったよー」
って聞いて
「ああ！あの親子だー！」って
すぐわかったよーって
作家さんと盛り上がったり


ホント、おもしろーい！




これらの木々の形にも
ユニークな人柄や作風が
生まれ出る所以を感じると同時に
ヒトとヒトとの在り方も
連想しました。

根っこでは
こんなふうに繋がってるんですもんね。

＊一年の折り返し地点＊

今日で一年の半分が終わりましたね。

「あけましておめでとう」から
あっっっっっという間の半年でした。


さまざまな出逢いや出合い。
感謝感謝です。



昨日から
セミの鳴き声が聞こえ始めました。

これから迎える暑い季節も
あーっという間に
過ぎ去って行くんでしょうねぇ

そんな中で
また新たな出逢いや出合いに
ミラクルを感じるんだろうなー

＊忘却力とイメージ力＊

イチジクた～っぷりのケーキ☆
先日、百合珈琲さんでいただきました。


口の中でぷちぷちする食感が
たまりません。
大好きです。


そして
イチジクと言えば
実家の前に
白イチジクと赤イチジク
２本の木が植わってて
時季になると
たわわに実ったのを
採って食べていました。
鳥に食べられる前に、と
父が採ってきてくれて。


イチジクは
そんな郷愁を誘います。


味や食感も好きなんですけど
特別な懐かしさが
ぐわ～～～っとこみあげてきて
めっちゃそそられるのです。



記憶って
そんな風に
なにかしら五感とともに
自分の中に眠っていますね。


感情っていうのは
味わい尽くせば忘れるものだそうです。


でも
五感と一体化した出来事や思い出は
忘れないのかもしれません。




わたしは昔
記憶力には
そこそこ自信がありましたし
もっともっと鍛えなきゃ！
とさえ思ってました。


でも
自分の記憶って
案外、勘違いだったり
都合の良いように
自動的に塗り替えてたり
覚えているから辛い
ってことが多いんですよね。


で、
十年くらい前だったかな。
記憶力より大事なのは
『忘却力』なんじゃないかと
ふと感じて
忘却力を鍛え始めました。

鍛えるって言っても
特別なことはしてないんですけど
無理やり記憶に留めておこう
とするのを止めて
本当に大切なことはちゃんと覚えているはず
と自分を信頼して
忘れちゃったことは
知らない、忘れた、ごめんね
と正直に言える人でありたいな、と。



もうひとつ
わたしが大切に思うチカラは
『イメージ力』


今、洋裁教室で
多くの生徒さんと接していて思うのは
器用不器用でもなく
物覚えの良し悪しでもなく
ましてや、年齢でもなくて
大事なのは
イメージ力（想像力）の豊かさや
勘の良さなんだなと。


理屈で記憶するより
イメージすることさえできれば
自然に記憶に残るんですね。




記憶力は自然任せ
そして
イメージ力を働かせながら
動物的直感に従う


そんなふうでありたいなーと思います。

＊カゴＢＡＧオーダーしました＊

生徒さんに
カゴＢＡＧ作ってもらいました☆


クラフトテープで編んであるんですよー

素晴らしいでしょー



先月、その生徒さんが
レッスンの時に持ってきたバッグを見て
ステキだなーって思って
「いいね」って言ったら
自分で作ったって！
聞いてすぐさま
「作って～！」って
オーダーしちゃいました。



なんとなくの大きさや形を決めて
色の見本帳見せてもらって
出来上がりをイメージしつつ選んで
待つこと数週間

カタチになったものを
持ってきてくれて
その後
わたしが買ってきた持ち手を
再び託して
それを縫い付ける糸の色も
選ばせてもらって
（ターコイズをチョイスしましたよ）
持ち手が付いたバッグが届き
最後に
くるみボタンをつけて
見事完成！



普段はオーダーを受ける側ですけど
こんなふうにオーダーする側って
こんなにもワクワクするんですねー


出来上がったバッグを手に取って
ふぁ～～～～～♪って
しばらく感慨にふけっていました。




ああ
晴れてる日に
持ってお出かけするのが
めっちゃ愉しみです。

＊羽根のような雲の行方＊

先日の夕方
買い物に行こうと
外に出てみたら
ステキな空でした。

羽根のような雲が
ふわ～りふわ～り
飛んでいって


夕日が映って
ほんのり染まった東の空には
ぽっかりまあるいお月さま

娘とふたりして
それぞれに
写真を撮りまくって
なかなか前に進めない
夕暮れ散歩となりました。