*浦島太郎気分* [おでかけ]
春爛漫ですねー
清々しいポカポカ陽気だったおととい
お墓参りに行ってきました。
近いようで遠い
遠いようで近い名古屋へ
かなりしばらくぶりの帰郷
これまた久しぶりに会う叔父叔母と
満開の桜の中
ここまで素晴らしいタイミングはないねと
奇跡的なまでの美しい眺めを愉しみつつ
お墓参りしてから
優雅なランチタイムを過ごしました。
そのあと
友人の雑貨屋さんに立ち寄り
のんびりおしゃべり
そして
ふと思い立って
わたしの生まれ育った町へ
最寄の地下鉄の駅を降りたら
馴染みの風景が現れる
・・・と思いきや
我が家御用達だった和菓子屋さんも
威勢のいいおばちゃんの中華料理屋さんも
すっかり跡形もなく更地に
猫を拾った真ん前にあった喫茶店も
もう別のお店になっていて
川の向こう岸の大きな工場は
ハウジングセンターになり
実家の並びの家々は
ほんの数軒を残して
あとは建て替えられていたり
知らない苗字の表札が掛かってたり
ウチの実家と同様
駐車場や更地になってしまっていたり
戦火を逃れたという古い町並みは
もう見る影もありませんでした。
それでも!
亡母が若かりしころ
青年会で植えたという桜並木は
川まで垂れ下がるほどに立派に育ち
まさに満開中の満開
圧巻の景色でした。
そぞろ歩く花見客も多くて
なかなかの賑わい
20年前までは
たしかにそこに在った建物も
そこで暮らしていた人々も
もうほとんどなくなってしまったけれど
川沿いに延々と続く桜の木たちや
うちの前の土手の草花は
今もそこに根ざし
成長を続けていました。
人や建造物は
消えていってしまっても
植物たちは
たんたんと
生き続けるんですね。
春には
ツクシの宝庫だったこの土手で
毎日ツクシを摘んでいた父の姿や
桜吹雪舞い散るこの並木の下を
サイコーにイイ気分で
自転車で走り抜けていた
あの春の情景は
本当に貴重だったんだなと
今さらながらに思います。
駅へ向かう道は
ちょっと遠回りして
友達の家があったあたりの路地を歩いたり
母校の中学の前まで行ったり
長年通った美容室のあったビルを見上げたり
やっぱり
どの道を歩いても
かつての様子と変わりないのは
ごくごくわずかで
よーく知っている場所のはずなのに
まるで知らない場所のような
妙な感覚でした。
気分はまるで浦島太郎
20年前に
自らココを出たわたしですけど
もうココには居場所はないんだな
なんてことを
改めて実感しました。
それでも
また
この桜を見に
ココを訪れたいです。
いつかまた
きっと
清々しいポカポカ陽気だったおととい
お墓参りに行ってきました。
近いようで遠い
遠いようで近い名古屋へ
かなりしばらくぶりの帰郷
これまた久しぶりに会う叔父叔母と
満開の桜の中
ここまで素晴らしいタイミングはないねと
奇跡的なまでの美しい眺めを愉しみつつ
お墓参りしてから
優雅なランチタイムを過ごしました。
そのあと
友人の雑貨屋さんに立ち寄り
のんびりおしゃべり
そして
ふと思い立って
わたしの生まれ育った町へ
最寄の地下鉄の駅を降りたら
馴染みの風景が現れる
・・・と思いきや
我が家御用達だった和菓子屋さんも
威勢のいいおばちゃんの中華料理屋さんも
すっかり跡形もなく更地に
猫を拾った真ん前にあった喫茶店も
もう別のお店になっていて
川の向こう岸の大きな工場は
ハウジングセンターになり
実家の並びの家々は
ほんの数軒を残して
あとは建て替えられていたり
知らない苗字の表札が掛かってたり
ウチの実家と同様
駐車場や更地になってしまっていたり
戦火を逃れたという古い町並みは
もう見る影もありませんでした。
それでも!
亡母が若かりしころ
青年会で植えたという桜並木は
川まで垂れ下がるほどに立派に育ち
まさに満開中の満開
圧巻の景色でした。
そぞろ歩く花見客も多くて
なかなかの賑わい
20年前までは
たしかにそこに在った建物も
そこで暮らしていた人々も
もうほとんどなくなってしまったけれど
川沿いに延々と続く桜の木たちや
うちの前の土手の草花は
今もそこに根ざし
成長を続けていました。
人や建造物は
消えていってしまっても
植物たちは
たんたんと
生き続けるんですね。
春には
ツクシの宝庫だったこの土手で
毎日ツクシを摘んでいた父の姿や
桜吹雪舞い散るこの並木の下を
サイコーにイイ気分で
自転車で走り抜けていた
あの春の情景は
本当に貴重だったんだなと
今さらながらに思います。
駅へ向かう道は
ちょっと遠回りして
友達の家があったあたりの路地を歩いたり
母校の中学の前まで行ったり
長年通った美容室のあったビルを見上げたり
やっぱり
どの道を歩いても
かつての様子と変わりないのは
ごくごくわずかで
よーく知っている場所のはずなのに
まるで知らない場所のような
妙な感覚でした。
気分はまるで浦島太郎
20年前に
自らココを出たわたしですけど
もうココには居場所はないんだな
なんてことを
改めて実感しました。
それでも
また
この桜を見に
ココを訪れたいです。
いつかまた
きっと
2016-04-04 10:55