*縫い初めワンピ* [服]
書き初めならぬ『縫い初め』として
元旦からミシンの音を軽快に鳴り響かせました。
年賀状を年末間際に慌てて書いても
気分を味わう程度のおせちを用意しても
そのおせちやお雑煮を食べても
近所のお寺に初詣に行っても
歩道橋の上から初日の出を見ても
年末年始の実感が
全然湧かないままのお正月。
これは、やっぱり
この暖かさのせいだとは思うんですが
もうひとつ思い当たるフシが・・・
引っ越すときにテレビを手放して
結局その後買わずに
テレビ無し生活もかれこれ10ヶ月
退屈とも思わないし
煩わしい情報が入ってこないから
清々しくていい感じなんですけど
紅白とか、ゆく年くる年とか
06552355の年越しスペシャルとか
くだらないバカ騒ぎの番組とか
そういうテレビ番組が
年末年始の気分を盛り上げてくれてたんだね~
と、娘と大きく頷いたのでした。
今年に限らず
我が家の場合
お正月だからと言って
帰省する場所もなく
あいさつ回りのあてもなく
特別必要に迫られる予定など何もないので
わたしはたいてい毎年
年明け早々から
服を作っています。
服を作ることが
仕事でもあり
趣味でもあり
特技でもあり
暇つぶしでもあり
癒しでもあるので
時間さえあれば
ミシンを踏んでしまうという習性。
そんなわけで
今年の縫い初めとなったのは、このワンピ。
じゃじゃん!
デザイナー物の生地で
ネットで一目惚れして買っておいたもの。
娘へのクリスマスプレゼントにするつもりが間に合わず
それならば、お年玉として・・・と
元旦から制作開始と相成りました。
これがまた
印象深い制作だったのですよ。
いざ裁断を始めて
順調にチョキチョキザクザク切っていたら
用尺より余分に買ったはずなのに
柄合わせの都合上
10㎝弱、生地が足りないことが発覚。。。
ガ~~~ン!!!
年明け早々見舞われた大ピンチ!
うわぁ・・・
買い足さないといけないのか・・・?
しか~し!
こういう事態は何度も経験があり
それをどーにかこーにかする知恵も
どっかから降りてくるんですね~
きっとなんとかなるはず!と
パズルのように頭と手を動かしていたら
閃きました!
で、解決したのが、このバックスタイル。
なんにも違和感ないでしょ
実は、当初の予定では無かったはずのヨーク切り替えにヒミツが。
いや、全然ヒミツでも何でもないんですけど
こうして不自然じゃないところに切り替え線を入れることで
パーツを分けてとる(裁断する)という技です。
なんとかピンチを切り抜けられた上
残り生地は、手のひらに乗る程度の
ほんのポッチリという気持ちよさ。
そして、仕上がったワンピは
娘にとてつもなくピッタリ!
絵本の中から飛び出たような雰囲気で
ふたりして大絶賛
大喜びで着たままお出かけしました。
いいお年玉になってよかった~~~
この調子で
今年も着た人が笑顔になる服を
じゃんじゃん作っていきまーす!
2018-01-02 21:00